家族旅行のたびに夫が怒鳴り声を上げた|レム睡眠行動障害に気づくまでの10年

家族旅行のたびに夫が怒鳴り声を上げた|レム睡眠行動障害に気づくまでの10年

朝の4時、とてつもない怒鳴り声で目が覚めた

かれこれ10年ほど前のことです。

家族旅行中のホテルで、明け方4時ごろに突然目が覚めました。 とてつもなく大きな怒鳴り声がしたからです。

びっくりして辺りを見回すと—— 夫がベッドの上で大声を上げながら、手足をバタバタさせていました。

まるで夢の中で誰かと取っ組み合いの喧嘩をしているかのように。

子どもができてからは別々に寝ていたので、同じ部屋で寝るのは久しぶりでした。 その光景に、正直かなり驚きました。

そのときは笑い話で終わらせていた

朝になって夫に話すと、本人はまったく覚えていません。

「すごかったよ。夢の中で喧嘩してたの?」 そんなふうに話して、そのときは笑い話で終わりました。

ところが、旅行のたびに繰り返された

1年後の旅行でも、同じことが起きました。

3年後の旅行でも。 5年後の旅行でも。

毎回、朝方に怒鳴り声と激しい寝相——。

さすがに「これはおかしい」と思い、ネットで調べてみると、 まさにそのままの症状が見つかりました。

レム睡眠行動障害です。

レム睡眠中(夢を見ている状態)に、夢の内容に合わせて体が動いてしまう病気で、 大声を出す、手足を激しく動かす、暴れるといった症状があります。 本人は翌朝覚えていないことが多いそうです。

実は長年、睡眠時無呼吸症候群でもあった

夫は肥満体型ということもあり、長年睡眠時無呼吸症候群でもありました。

子どもができる前、一緒に寝ていたころから気になっていました。 本当に「止まりすぎじゃない?」と不安になるくらい、長く呼吸が止まることがあったんです。

ずっと受診していなかったのですが、さすがに心配になり、病院へ。 その結果、CPAP(シーパップ)という機械を使うことになりました。

鼻にマスクをつけて空気を送り込み、呼吸をサポートする治療法です。

CPAPを使っていたから、気づけなかったのかもしれない

夫は毎晩CPAPをつけて、別の部屋で寝ています。

そのため、家では怒鳴っていても気づけなかっただけで、 実は毎晩その行動は起きていたのかもしれません。


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